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レンズだけでなくカメラにも注目すべし 

アサヒカメラに連載中の「大竹省二のレンズ観相学」は、毎回ではないものの、取り上げるレンズがかなりシブい。ただあまり注目されていなかったレンズが取り上げられると、イキナリ中古市場で高くなってしまうこともある。例えばペンタックスの135ミリだとか。
今回取り上げられたレンズはズイコーオートマクロ90ミリF2。今は等倍マクロが当たり前の時代であるから、それほど注目されるレンズでもないかもしれない。だが、このレンズはオリンパスOMシステムのレンズの中でも屈指の性能を誇るだけでなく、数あるマクロレンズの中でも優れたレンズだといえる。遠景の描写力にはやや弱さを感じるのだが、中近距離の描写は素晴らしい。開放からf8までは柔らかめで、それ以上絞るとシャープで硬い描写へと変化していく。F2と明るいこともあり、マクロ撮影からポートレート、スナップ、記念撮影など何でも撮影できる万能レンズでもある。
「大竹省二のレンズ観相学」ではレンズだけでなく、作例に使われるカメラもまたなかなかシブいことがある。今回もオリンパスOM-2N。OM-4でもOM-3でもなく、OM-2Nというのがイイ。ダイレクト測光の名機OM-2の改良機で、ヒット作であるので中古市場でも未だによく見られる。実はこのカメラ、35ミリ一眼レフには当たり前にあるアイピースシャッターが付いてない。なぜかというと露出制御はすべてフィルムからの反射光によって行うからである。測光素子はAF一眼レフでは普通AFモジュールがあるミラーボックスの下部にある。従って逆入射光の影響を受けない。だからアイピースシャッターが不要なのである。ただこれだとファインダー内には露出の指標表示ができないため、ファインダー表示のための受光素子を別に持っている。つまり測光系統が2系統もあるわけだ。また、OM-4とOM-3とは異なり露出補正ダイヤルが一般的な当時の35ミリ一眼レフではシャッターダイヤルの位置にあるため、ファインダーから目を離さずに露出補正を行うことができる。まあ、オリンパスの中央重点平均測光はほとんど平均測光に近い上にオリンパスの露出そのものが渋めなので、マイナス側にする必要はほとんどないのだが。OM-2Nは1984年にOM-2SPにモデルチェンジする。OM-4とOM-3が発売されたのは1983年であるから、その1年後であり、既にモデル末期となっていたOM-2Nをさらに改良したというのがスゴい。OM-2SPはOM-2Nの改良機というよりも、全く別の機種といってもいいほどなのだが、初心者からベテランカメラユーザーまでを対象にしたユニークなカメラといえる。プログラムAEと絞り優先AEは中央重点平均測光で、マニュアル露出に切り替えるとスポット測光になる。それだけでなく、OM-2SPは天才米谷美久の思想を具現化した最後の一眼レフなのである。OM-4とOM-3ではOM-2系までの「左手思想」がかなり崩れてしまっている。左手だけで露出制御に関するすべての動作ができなくなっているのだ。ニャントニオが考えるにOM-2系列はオリンパスの35ミリ一眼レフの中でも最も優れた名機ではないかと思う。
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[ 2007/03/25 16:57 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

PIE2007開幕 

今年もPIEの季節がやってきましたが、今日早速行ってきたわけです。昼間っから仕事サボって何してんだか。個人的にはソニーの次期αのフラッグシップモデルに特に興味を惹かれるのだけれど、パッと見たところではまだまだ造り込みが不十分な印象があって、これはモックアップというか、デザインスタディの一つといったところなのでしょう。実際に製品化された時にはどう変わっているのかが楽しみなところ。あと興味を惹いたのがペンタックスの645デジタル。実機のデモをしていたところからすると、完成度はかなり高いと思われますが、一体いくらくらいになるんでしょうか。まあ、きっと高いのだろうけど。シグマの200-500ミリF2.8は実物を見るとホントびっくりするくらいにデカい。個人的にはまったく必要性のないレンズではあるものの、シグマのチャレンジ魂には脱帽。一番欲しいかなと思ったのがタムロンの70-200ミリ F2.8。実は、標準大口径ズームとこのクラスのレンズはほとんどのメーカーのものを持っているので、いまさらなくてもいいのだけれど、会場内でもっとも物欲を刺激された、でもなあ、ツァイスのZFレンズもZAレンズも欲しいし、レンズ欲しいよ病が悪化しそうなので怖い。
[ 2007/03/23 00:03 ] カメラ、写真のネタ | TB(1) | CM(0)

ケンコーがニコンFマウント対応一眼レフを発表 

35ミリ一眼レフの新製品なんてもう出てこないと思っていたのだけれど、デジタル全盛の時代にも関わらずケンコーからニコンFマウント対応の35ミリ一眼レフの新製品が出てくるとは。ニコンやキヤノンからは35ミリ一眼レフの新製品が出てくるとは考えにくいし、ペンタックスも期待しても無駄だろうし、オリンパスは絶対にあり得ないし、ソニーやパナソニックには期待できるわけがない。そんなご時世にも関わらず35ミリ一眼レフ、しかも機械制御式シャッター搭載のフルマニュアル露出だなんて。フィルムメモのDINとASAの換算表に高度経済成長期の面影が見えるのはニャントニオだけではあるまい、昭和40年代のカメラですよ、これ。暴挙というべきか、快挙というべきか。
[ 2007/03/15 23:45 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(1)

ニコンD3Xは5月? 

いろいろな噂が出てきては消えていく、ニコンのフルサイズデジタル一眼レフの噂。3月5日に発表されるなんていうガセネタも最近はありましたな。で、一番新しいと思われるのがニコンD3Xが5月に発表されるという噂。1640万画素でフルサイズ、秒10コマというスペックが個人的には目を引く。秒10コマなんてのは使うわけもないからどうでもいいけれど、1640万画素ってのがびみょーにリアル感あり。今までニコンのフルサイズデジタル一眼レフの噂に上がっていた画素数って2000万画素クラスかそれ以上だったわけ。それも期待を込めたユーザーの心理としてはわかりますよ。でもいくらプロ仕様のフラッグシップとはいえ、値ごろ感てのは重要だと思うのですよ。例えばニコンD40。ゴミ取り機能がナイ、手ブレ補正がナイ、AF使えるレンズが少ナイ、1000万画素ではナイのナイナイづくしでもあれだけヒットしたのは、ズバリ値ごろ感があるからではないのでしょうか。それはプロ仕様機でも大切なことだと思うのです。実際プロカメラマンでもキヤノンEOS-1Ds Mark ||ではなくEOS-5D、ニコンD2XsではなくD200を使っている例がかなりあるわけで、それって値ごろ感にあるのでは、とニャントニオは勝手に思っているのです。もちろん性能的には1000万画素でも仕事には充分使えるっていう理由があるのでしょうけど。
仮にニコンD3Xが噂どおり1640万画素だとして、実売価格が40~50万円程度になるのだとすれば、ニコンに乗り換えるプロカメラマンも結構いるのでは。
[ 2007/03/14 22:49 ] デジカメの噂 | TB(0) | CM(3)

α9のデジタル版というよりデジタル版ニコンF 

PMA07でソニーが参考出品したαのフラッグシップモデル。まず目を引くのが最近では全く見られなくなったペンタプリズムの形。ニコンFやF2のアイレベルファインダーを思い起こさせるデザインが現代では新鮮に見える。好きだな、こういうの。全体としてはバランスを欠くように感じないわけでもないけど、そのあたりはモックアップでもあるし、参考出品ということはデザインスタディーの一つとも考えられなくもないわけで、製品化にあたっては大幅な変更もあるかもしれない。個人的には、どちらかといえばバッテリーグリップなしのほうが好きだな。
[ 2007/03/11 22:09 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

パンドラの箱を開けるのはニコンか? 

ニコンから発表されたD40Xは上位機種D80、D200と同等の撮像素子を持つエントリークラスのデジタル一眼レフ、これには正直いって驚いた。店頭予想価格がボディのみで8万円前後というのはなかなか魅力的ではある。キヤノンEOS KissデジタルXもコストパフォーマンスという点では相当頑張ってはいるけど、ニコンD40Xのほうがやや有利になるかもしれない。
最近のニコンはD80といい、D40といい、はたまた今度のD40Xといい、思い切った商品戦略をとるようになってしまいましたな。こういうことをするのは、ハッキリ言ってキヤノンの御家芸のように思っていたけれど。キヤノンも企業として保守的になってしまったのでしょうか。今でもそれなりに進歩的ではありますが、かつてのキヤノンを知るものとしては最近のキヤノンはどこか優等生的になってしまい面白くない。AE-1やEOSシリーズ(初期の)が出てきた時の衝撃を体感した世代としてはちと寂しい。AE-1は事実上中小カメラメーカーの息の根を止めることになったし、EOSシリーズの登場はオリンパス、京セラ、ミノルタ、ペンタックスの凋落を決定づけた。
35ミリ一眼レフの世界ではキヤノンがパンドラの箱を開けたけれど、デジタル一眼レフの世界ではニコンがパンドラの箱を開けることになるのだろうか。
[ 2007/03/07 22:11 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

予告通りだったけど… 

オリンパスから今日発表されたE-410とE-510、小型軽量なのはオリンパスらしいけれど、デザインは少々期待はずれ。まあ、E-410はなかなかイイと思いますよ。フォトキナ2006で話題になったE-400がスペックアップして登場したのは大歓迎ではあるのですが、E-510のほうは、正直ガッカリ。ティーザー広告からもっとシャープなデザイン、それこそネオOM-1を彷彿させるようなデザインを期待していたのに。なんだかコシナがOEM生産してそうな低価格35ミリ一眼レフみたいなんだもの。でも、もっとガッカリするのは同時に発表されたE-1後継機。なんですか、このデザイン。EOS600系のできそこないみたいなフォルムは、プロ仕様機の風格ゼロ。なんだかなあ。個人的にはE-1やE-500のようなレンズの左側をざっくり裁ち落としたデザインを気に入っていたのですよ。どちらもまだまだ消化不良的な感があったけど。もっと煮詰めていけば、デジタル一眼レフらしいフォルムができるのではないかって。それももう期待できんな。
[ 2007/03/05 22:56 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

伝説の番組がDVDで蘇る 

朝の番組というと、今では情報ワイドショー的な番組ばかりとなってしまったけれど、1992年から1994年の「めざましテレビ」がスタートする前のフジテレビの朝の番組は今から考えてもなかなかに見応えがあるものだった。その見応えのあった番組というのは「ウゴウゴルーガ」。一応子供向けの番組だったのだけれど、それまでの子供向け番組とは大きく異なった内容が個人的にはかなりツボにハマった。当時ニャントニオは会社を辞めて無職のプータローといってもいい状況だったので、別段朝早く起きる必要もなかったのだが、「ウゴウゴルーガ」見たさに早起きしていた。子供の中にも「ウゴウゴルーガ」見たさに早起きする子供がいたようで、新聞の投書欄に「ウゴウゴルーガ」にせいで子供が早起きするようになりましたみたいな母親の投書が載っていた。それを読んだ時には思わず笑ってしまいましたが。
当時としては珍しくCG(現在のレベルから見るとかなりチープだったかも)で作成されたバーチャルセットやキャラクター、たたみかけるようなたった数秒間のコーナー、子供向け番組とは思えないシュール、かつアバンギャルドなギャグのオンパレード、楽屋オチネタ、発言に「ピー」がかかる過激な内容なんかもあったのよ。
ニャントニオ的な好みでいうと、無意味かつ突拍子もない二択問題を出題するシュールくんだとか、なつかしのギャグを披露するトノサマだとか、好きだったなあ。あと悪戯をする子供をボコボコにするサカモトさんだとか。「おしえて!えらい人」だとか、「はだかでかがく」なんてコーナーもお気にでした。「おしえて!えらい人」なんてホントにえらい人が出てきたわけですよ、アラーキーだとか、篠山紀信だとか。
で、こんな伝説的な番組がDVDになってしまうんだとか。思わず予約しちゃいそうな自分が怖い。



ウゴウゴルーガ おきらくごくらく15年! 不完全復刻 DVD-BOX (完全予約限定生産) 22,050円(25%OFF)
[ 2007/03/04 00:22 ] テレビ、映画の話 | TB(0) | CM(0)