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メーカーの思惑に乗せられてるだけだって 

デジタルカメラで使われる画像保存形式にはRAWとJPEGがある。古いタイプのデジカメやごく一部のデジカメにはTIFFというのもあるにはあるものの現在では主流とはいえなくなっている。
RAWとJPEGはそれぞれ異なる画像フォーマットであるわけだから、撮影条件や画像の使用目的などを考慮しながら使い分ければいい。とは思うのだけど、デジタルカメラユーザーの中にはRAWでなければならないと頑なに考えているユーザーもいる。すなわちRAWはセンサーが捉らえた画像を圧縮しないので画像劣化がなく高画質を維持できるので、圧縮を伴い画像劣化が避けられないJPEGやTIFFと比較して優れている。したがってデジタルカメラでの撮影ではRAWでなければならないという理屈である。
こういうユーザーが増えてくれるとカメラメーカーにとっては非常に都合がいい。画像処理エンジンを簡素化もしくは省略することができるからだ。RAW撮影を前提とするなら、カメラは液晶モニターに表示する程度の画像データを処理できれば良くなり、後はソフトウェアに処理を任せてしまえばいい。また新しいビジネスチャンスをもたらすことになる。RAWのファイル形式はメーカーごとカメラの機種ごとに異なり、メーカーは自社のカメラに対応するだけのソフトウェアを開発しユーザーに供給すればいい。カメラには機能を抑えた簡略版を付属させて、多機能な本格版を有料にすることもできる。また、RAWのファイル形式を独自に拡張して、サードパーティにはライセンスを供与し利益を得ることも可能となる。こう考えてみるとRAWとJPEGを使い分けることなく、RAWだけを唯一正しいと信じることはメーカーの思惑に乗せられているとはいえないだろうか。
世の中には圧縮データが溢れている。iPodを初めとして携帯音楽プレーヤーがそうだし、DVDの映像記録方式もそうだ。地上波デジタルやBSデジタル、CSデジタルも電波を送信する際にデータを圧縮し、受像機がデータを伸張している。これらのデジタル放送で時報が表示されないのは受像機がデータを伸張することでタイムラグが生じ、結果として正確な時刻を表示できないからだ。また、CDの音声記録方式は圧縮されているわけではないが、サンプリング周波数の関係で高周波と低周波は記録できない。今では廃れている感があるMDの記録方式も圧縮データである。
このように巷には圧縮データが溢れかえっているわけだが、携帯音楽プレーヤーは圧縮データだから音質が悪い、DVDはビデオとくにW-VHSと比較して画質が悪い、地上波デジタルは時報が表示されないからダメだ、などというユーザーの声は主流にはなっていない。なぜなら、そうなると多くのメーカーにとっては困ることになるからだ。新しいハードが売れないからである。まあ、クラシック音楽やジャズの愛好者の中にはCDですらも音質が低下するので、今でもアナログレコードを珍重するようなマニアはいるし、そういうマニア向けの製品を製造するメーカーもあるけど。そういった超弩級のマニアはともかく一般ユーザーの声としては主流とはなっていなし、マニアの主張が一般ユーザーに影響を及ぼすようなこともない。
しかし、一部のデジタルカメラのユーザーのようにRAWがすべてとでもいうような主張がまかり通るのはメーカーの思惑も絡んでいるからだと思う。メーカーはきちんとした画質の良いJPEG画像を出力すべく努力すべきであるし、そうでなければならない。そしてユーザーは撮影条件や画像の使用目的に応じてRAWかJPEGかを自由に選択すべきであって、その上でJPEGを超えるRAW現像を目指すべきだと思う。ユーザーがそれを肝に銘じ、メーカーの思惑に惑わされることなくデジタルカメラを自由に使いこなすことができなければ、デジタルカメラは一部のマニアだけのものとなり、デジタルカメラ市場そのものが崩壊してしまうだろう。デジタルカメラを不自由なものにしてはならない。
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[ 2007/07/26 23:45 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

ルミックスも18倍ズーム搭載 

パナソニックからも18倍ズーム搭載のデジカメが8月に発売されるのだとか。オリンパスも18倍ズーム搭載のデジカメを既に発売しているが、オリンパスの場合、キャメディアシリーズの最上位機種という位置づけなのに対し、パナソニックはルミックスシリーズとしてはセカンドポジションになり、最上位機種ではないところがオリンパスとは異なる。まあ、恐らく現行の最上位機種FZ50の後継機種では18倍ズーム搭載&1220万画素となるかもしれいけれど。そうなると撮像素子が一回り大きくなるから18倍ズームだとレンズが大型化するのは避けられないのが難点かも。
このFZ18のメインユーザーとしているのは、普通のコンパクトデジカメでは満足できないものの、デジタル一眼レフはちょっと大げさ過ぎてイヤ、と考えている層だろう。普段はカメラ任せで気楽に撮影したいけれど、時には本気モードで作品づくりもしてみたいなんて思っているようなプチこだわりのユーザー。だからなのだろう先代のFZ8と同様RAWデータでの撮影にも対応している。

画素競争もズーム比競争もやっぱり行き着くところまで行っちゃうのかね。あと何年かすると20倍ズームでも驚かなくなってしまうのかなあ。
[ 2007/07/25 22:18 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

カメラはカンタンになったのか 

カメラのキタムラのブログ「キタムラフォトライフ@BLOG」に面白い記事があった。
昔の初心者はラクだった!?

妙に納得させられる内容。言われてみればそうかもしれない。AFコンパクトカメラが登場する以前、「誰にでも簡単」に使えるカメラといえば、固定焦点かゾーンフォーカスが当たり前だった。固定焦点というのは文字通りピントが固定されていて、被写界深度を利用するという方式。ゾーンフォーカスというのは、ピントを合わせるのに絵柄のマークに合わせてやはり被写界深度を利用してピントを合わせる方式。低価格の大衆カメラには比較的多く使われていた。現在のコンパクトデジカメでは、低価格の機種でもAFは標準装備であったりする。センサーのサイズがフィルムカメラのフォーマットよりも遥かに小さく、被写界深度がよりかせげるのに固定焦点の機種は数えるほどしかない。まあ、カメラ付き携帯では主流かもしれないが。
それにデジカメではやたらと設定しなければならない項目がある。画像サイズに画像フォーマットにjpegなら圧縮率も勘案しないとならないし、感度も設定する必要があるし、記録メディアにも気をつけないとならない。SDカード以外はフィルムみたいに気軽にコンビニで買えない。これってフィルムカメラと比較して意外とハードルが高いといえないだろうか。デジタルカメラの中で「誰にでも簡単」に使えるのってカメラ付き携帯のデジカメなんじゃないかな。

カメラってホントにカンタンになったんですかね。フィルムカメラには「写ルンです」があるけど、デジカメには「写ルンです」に相当するカメラがないよなあ。多機能でなくても高画素でなくてもいいから、オモチャではなくて、ちゃんと使えるカンタン便利なデジカメ、そんなカメラってないものだろうか。カメラメーカーのみなさん、コンデジが売れなくなったと嘆くよりも発想を変えてみることも必要なのでは。携帯だってシンプルな機種がウケたことがあったでしょ。
[ 2007/07/23 23:20 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

デジタルは真を写しているのか 

アサヒカメラに「有名人のお宝カメラ」という連載があって、これがまた意外な人が意外なカメラを愛用していることがわかって、なかなかに面白い。8月号はテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」でもおなじみの中島誠之助氏。なんでもステレオ写真にハマっているとかで、リコーマイポートを改造したステレオカメラを自作してしまったらしい。これもかなり興味を惹かれるけれど、デジタルカメラとフィルムカメラを比較してちょっと面白いことを語っている。フィルムカメラで撮った「お宝」の写真は本物か偽物かが見てわかるのだという。それに対してデジタルカメラで撮った写真では半分しかわからないのだそうだ。中島氏らしい比較論ではあるものの、案外本質を突いているような感じがするから不思議だ。本物らしく見せようとしてレタッチをし過ぎたとか、逆にレタッチしなさ過ぎだとか、ヘンテコな色になっているのにモニターでは判別がつかないとか。まだまだフィルムの表現力にデジタルが追い付いていないとか。理由はいろいろ考えられるだろう。デジタルカメラの歴史は20年も経っていないのに対し、フィルムカメラは100年以上の歴史があるし、カラーフィルムに限ってみても60年以上の歴史がある。デジタルがどうの、フィルムがどうのと比較することはアンフェアなのかもしれない。しかし、真を写していない、もしくはフィルムほどには真を写せないデジタルを、はたして写真と呼んでもいいものか、考えさせられてしまった。



[ 2007/07/22 17:52 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

コシナからKマウント対応レンズ発売決定 

関係ないことだが、ニャントニオの携帯、ソフトバンク(旧ボーダフォン)V601SHだと「こしな」と入力すると4番目かに「コシナ」と変換されるのだけれど、Mac Bookのことえりだと「こしな」と入力しても「コシナ」と変換されるまでえらく手間がかかる。 ちなみに17番目になってやっと「コシナ」と変換できるというおバカぶり。相変わらずことえりはアホだ。
それはさておき、コシナからKAマウント対応のツァイスレンズが発売される。Kマウントにはいくつか種類があって、結構ややこしい。ちなみにKAマウントとはプログラムAE対応のMFレンズのことで、AF対応のマウントはKAFマウントという。パワーズームに対応したものをKAF2マウントという。ただし、現行の一眼レフではパワーズームに対応していないものあったりする。さらにさらに、DA★レンズ対応のK100Dスーパーなどには専用の電子接点があったりもする。でもマウントの名称はKAF2マウントなのだな、これが。ホントややこしいぞ。頭がこんがらがるってーの。どうにかならんのか、全くもう。
まず発売されるのはプラナー50ミリF1.4とプラナー85ミリF1.4だが、将来は広角レンズなどもラインナップされる模様。ペンタックスユーザーには朗報かもしれない。現行のペンタックスレンズはズームにしろ、単焦点にしろ、デジタル専用レンズこそ充実しつつあるものの、それ以外は穴だらけだから。ペンタックスらしい焦点距離のレンズはあったりするのだけれど。
ZFレンズ、ZSレンズ、ZKレンズとツァイスレンズが充実してくるのは喜ばしいし、デジタル時代になってツァイスレンズに注目が集まるのは素晴らしい。だけどな、フォクトレンダーレンズのラインナップが縮小気味なのはいかがなものかと思うぞ。



[ 2007/07/21 23:56 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

自転車生活 vol.9 

書店に寄る度に感じること。最近は自転車関係の書籍、雑誌がかなり増えてきているよな。なにげに自転車に注目が集まっているからだろうけど、少し食傷気味な感あり。今日も書店に立ち寄ったら「CYCLING CLUB」なんていう新雑誌が並んでおりましたですよ。発行元は笠倉出版社だって。笠倉というとアダルト雑誌の出版社っていうイメージがあったんだけど、最近は変わってきたんだろうか。内容はなかなか悪くないものの、ちょっと写真の質がいまひとつかな。クラブ紹介のページなんてダメダメ写真のオンパレード。多分クラブ側がデジカメで撮った画像を使っているのだろう、大伸ばしに耐えられない画像がそのまま使われてたり、ちょっとなんだかなあ。素人目にも拡大し過ぎだとわかる写真がチラホラ。ちゃんとプロカメラマン使ったほうがいいと思うぞ。「自転車日和」は辰巳出版だし、白夜書房も以前自転車雑誌を出してたし、アダルト系出版社も変わりつつあるのかな。
それはさておき本題へ。「自転車生活 vol.9」の特集記事「鉄道と自転車の旅」は好感度大。楽しく読ませてもらった。とくに“鉄”な自転車カタログは今号のヒット。やはりジオススパジオとラレークラブスペシャルはいいなあ。パッと見はジオスのほうが雰囲気出てるし、そこそこ現代的だし、個人的には○なのだが、細部を見るとラレーに心惹かれる。キレイなラグといい、スレッドのステムといい、あとはフロントフォークをメッキ処理して、カラーリングにもう少し鮮やかな色があると個人的にパーフェクトなんだけどな。2008年モデルにはぜひ新カラーを追加してくれないかな。

[ 2007/07/18 22:31 ] 本、雑誌の話 | TB(1) | CM(0)

シンクロターミナルを省略するな 

最近のカメラはコンパクトデジカメに限らずデジタル一眼レフでさえ、ホットシューはあるものの、シンクロターミナルが省かれているカメラも多い。ペンタックスやソニーのデジタル一眼レフにはシンクロターミナルが付いていないし、確かキヤノンEOSにもシンクロターミナルが付いている機種がなかったと思う。オリンパスはE-1のみ、ニコンはD200とD1ケタシリーズにはシンクロターミナルが付いている。キヤノンのようにプロカメラマンが使用する機種にもシンクロターミナルがないというのはいかがなものかと感じてしまうのだけれど、オリンパスやニコンもプロやベテランアマチュアが使うようなカメラにしかシンクロターミナルがないというのもどうかと思う。確かにシンクロターミナルが必要なユーザーなんてよほどストロボライティングに凝るアマチュアカメラマンか、大型ストロボを多用するプロカメラマンぐらいしかいないのかもしれない。要するにメーカーとしてはシンクロターミナルがないカメラはプロやライティングに凝るカメラマンのためのカメラではないといいたいのだろう。また、大型ストロボを使いたければ、ホットシューにシンクロコネクターをセットして使えばいいというのだろう。そうは言っても1000万画素超のデジタルカメラならば、それほど写りに変わりがないのだから、シンクロターミナルを省かないでほしいものだ。
[ 2007/07/16 11:15 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

使えぬ内蔵ストロボならいらない 

オリンパスE-510がなかなかよさげなので、ヒマを見てはカメラ店に立ち寄ってデモ機で遊んでみたりしているのだけれど、とんでもない欠点に気がついた。内蔵ストロボの発光部の高さが足りない。E-410もそうだったが、小型軽量を追求した結果として許せるところがあるからまあイイ(ホントはちっともよくない)としよう。内蔵ストロボに多くを求めたりはしないものの、発光部の高さが足りないといざという時使えないんじゃないか、レンズやフードにケラれて。フォーサーズ機ではパナソニックのLUMIX DMC-L!の内蔵ストロボが機能的には一番使い勝手がいいような感じがする。ポップアップするだけでなく角度も変えられる。この点ではベースになったオリンパスE-300/330よりも断然イイ。E-300/330はポップアップするだけで小技が何もないしね、高さはかせげてるにしても。
ソニーα100はペンタ部がわりに大きいせいか、高さを確保できているし、ニコンはそのあたりきちんとした設計をしている。キヤノンも最近の機種では以前のものよりも改善が見られる。ただフラッグシップならともかく。高級機には内蔵ストロボを付けない姿勢はいかがなものか。
こんなささいなことでもメーカーがどれだけユーザーの立場を考えているかが見えてきてしまうように思う。個人的には内蔵ストロボがあろうとなかろうと気にはならない。だいたい35ミリ一眼レフでは内蔵ストロボのない機種しか使ってこなかったから。
ストロボが必要な撮影シーンで使えない内蔵ストロボならいっそのこと付けないほうがいい。それもメーカーの思想なんだからさ。



[ 2007/07/15 23:54 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

CFにSDにフロッピー? 

デジカメの記録メディアといえば、CFカードとSDカードが多いのが現状ではありますが、こうなるまでは、様々なメディアが現れては消えていきました。例えば、8cmCD-R、8cm CD-RWなんてのがあったのを覚えているでしょうか?今でもあるのかな、もしかして。ソニーがデジタルカメラに採用していたことがあったのですよ。さすが、CDを商品化したソニーというべきでしょうか。CDマビカシリーズとして、MVC-CD1000からMVC-CD500まで6機種発売されました、確か。ただこのシリーズちょっとデザイン的に難があるというか、8センチというサイズとはいえ、記録メディアとしてはCDは大きいという欠点があるわけでして、CDよりもカメラを小さくできない。当たり前と言えば当たり前なのですが。まあ、CDをデジタルカメラの記録メディアに使うのは無理があったのでしょう。CDは規格が決められているので、容量を増やすことができないわけです。ですからセンサーの画素数が増えてしまうと必然的に記録枚数が減っていく。ソニーもその点は理解していたのか、MVC-CD400では8cm CD-R6枚と8cm CD-RW 1枚をセットしていました。でもこれでやっと1GB。
実はこのマビカシリーズはフロッピーディスクを記録メディアとしていたモデルがあったというか、あるのです。フロッピーディスクですよフロッピー、それも2HD。そのフロッピーモデル MVC-FD200がソニーのホームページに現行モデルとして、残っているというのはどうゆうことなんでしょうか。あっ、メモリースティックも使えたりはするんですけど。まだ製造しているとは考えにくいので、在庫が残っているだけだとは思いますが。



[ 2007/07/14 01:14 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

レンズの表現力をシミュレートできたら面白い 

昨日、DxO Labsの「DxO FilmPack」というアプリケーションについて書いたのだけれど、その途中でちょっとしたアイディアが浮かんだ。「DxO FilmPack」はフィルムの表現力をデジタル画像でシミュレートする、こういうアイディアもありだな、なんて納得していたわけだが、そこでこんなことも考えてみたわけだ。フィルムをシミュレートできるのなら、レンズのボケ味や色再現性、収差なんかもシミュレートできるんじゃないか、なんて。なんでこんなことを思いついたかというと、コンパクトデジカメや高倍率ズームデジカメのサンプル画像を見ていて、やけに歪曲収差が少ないって感じていたからだ。普通ズームレンズなら、というよりも単焦点レンズでも歪曲収差が完全に補正されているレンズなど、なかなかありはしない。しかしである、コンパクトデジカメや高倍率デジカメのサンプル画像では気になるほどの歪曲収差はおろか、像が歪んでいるなんて感じられる画像がほとんど見られない。これはどうしたことなのだろう。恐らくは画像処理エンジンの段階で歪曲収差が目立たなくなるように補正しているのだと思う。もしそうであるのなら、逆も可能なのではないかと、こう考えたわけだ。要するにクラシックレンズが持つ収差を数値化してデジタル画像で表現するわけだ。レンズの「味」なんていうのは、つまるところは収差をうまく利用し、好ましい表現力へと昇華させることなのだ。例えば一部では神格化されているといっても過言ではないコマーシャルエクターというレンズがある。これなど数値的な性能でみればどうってことはない典型的なクラシックレンズにすぎない。ではあるのだが、写真として見ると柔らかいいい表現力を持っている。また、ライカ唯一のソフトフォーカスレンズとして名高いタンバール90ミリ。ソフトフォーカスレンズは大概そうなのだが、このレンズも球面収差をあえて残して、コントラストを抑制し、繊細な水墨画のような美しい表現をしてくれる。ただ、使いこなすのは非常に難しいクセ玉ではあるが。
特殊な例を上げてしまったが、現行品のレンズはともかく、すでに製造中止となってるレンズの中から、評価の高いレンズ、あるいは熱狂的なユーザーがいるレンズを選んで、その表現力をシミュレートするアプリケーションがあれば、意外にウケると思われるのだが、どうだろうか。ただねえ、どのレンズ選ぶかでかなりセンスを問われるとは思うけれど。
[ 2007/07/13 00:39 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

スペック競争からアイディア競争へ 

RAW現像ソフトの「DxO Optics Pro」で知られるDxO Labsの製品に興味深いアプリケーションソフトがある。「DxO Film Pack」というソフトでスタンドアローンで使えるアプリケーションとしても、フォトショップのプラグイン、「DxO Optics Pro」のプラグインとしても、利用できる。どういうものかというと、エクタクローム、コダクローム、フジクロームプロビア、フジクロームベルビア、ネオパン 100 ACROS、トライX、などなどフィルムカメラユーザーなら誰でも知っているフィルムの色、コントラスト、粒状感などをデジタル画像で再現するというソフト。こういうアイディアはなかなかに面白い。どのくらいフィルムの雰囲気が出せるかはデジカメWatchのこちらのレビューを見るとわかる。面白いくらいそれぞれのフィルムの感じが出てる。ただ被写体の色にちょっと影響を受ける感がなきにしもあらず。まあ、個人的な要望をいえば、独特の色表現性で根強いファンがいたアグファのフィルムをシミュレートしてくれるとウレシイぞ。あ、コニカカラーのママ撮ってとインプレッサプロ、フジカラーリアラエース、コダックエクター100もキボンヌ。
でもこういうのってカメラメーカーがやるべきだったのでは、などと思ったりもする。わざわざデジカメと別にアプリケーションソフトを買うのって面倒じゃない。デジカメに標準で付いてくるソフトで同じことができるとなお良し。もっと欲をいえば、撮影の際にカメラでやってくれるほうがもっといい。

クルマが装備だとかスペックを競わなくなってきたように、デジタルカメラもあと数年もするとスペック競争が意味なくなる時代がやって来るにちがいない。35ミリAF一眼レフの過度なスペック競争がクラシックカメラブームを生み、ロモやホルガの根強いファンを生んだように、デジタルカメラのスペック競争による反動がやがて来るのは間違いないだろう。その時にカメラメーカーが新しいデジタルカメラの利用のアイディアを提示できなければ、カメラ業界そのものがユーザーからそっぽを向かれてしまうだろう。最後に残ったのはロモとライカだとしたら、これじゃシャレにもならないよなあ。



[ 2007/07/11 23:06 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

50ミリが基準という不思議 

各社のデジタル一眼レフのスペックをチェックしていて常々変だなあって思うこと。デジタル一眼レフのファインダー倍率の基準が、50ミリレンズの場合っていうのはおかしくない?フルサイズデジタルと35ミリ一眼レフは50ミリが標準レンズであるからして、ファインダー倍率の基準が50ミリでも何ら問題ない。でもAPS-Cサイズやフォーサーズでも50ミリレンズを基準にするのはいかがなものか。撮像素子のサイズを無視して50ミリレンズを基準にしてしまうと、フルサイズのファインダー倍率0.75倍よりも、APS-Cサイズで0.94倍とか、フォーサーズで0.96倍というほうがカメラに詳しくない初心者には大きく感じられてしまうのではないだろうか。本来であればそれぞれのフォーマットで35ミリフルサイズの50ミリレンズに相当する焦点距離のレンズを装着した場合のファインダー倍率を表記すべきだろう。APS-Cサイズ(換算値約1.5倍)では35ミリレンズ、もしくは30ミリレンズ、フォーサーズ(換算値約2倍)では25ミリレンズの場合のファインダー倍率を表記するのがメーカーの良心というべきものだろう。中判一眼レフで50ミリレンズ装着時のファインダー倍率などカタログに載せていたら、それこそ笑い者になるにちがいない。
そうはいってもファインダーのよしあしはファインダー倍率だけではないのだけれど。
[ 2007/07/10 23:41 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

そろそろ2008年モデル発表の季節 

今年もツール・ド・フランスが始まりました。しばらくは寝不足が続きそうです。今もJ SPORTSを見ながらブログを書いていたりするわけです。
それはさておき、そろそろ自転車の世界では2008年モデルの発表の季節なんですね。先日CYCLINGTIME.comピナレロジャパンの2008年モデル展示会レポートがアップされていましたな。今月か来月発売の自転車雑誌に詳細記事が載るとは思うけれど、きっとPRINCE Carbonあたりが大々的に取り上げられるんだろうな。それはそれでいいけどさ。個人的に興味を惹くのはCX CROSS Carbonとオペラチェリーニ。CX CROSS Carbonはワイヤーが上回しなので実戦バリバリ系なんだろうけど、画像で見る限りペイントがキレイで街乗りでもよさげな感じ。まあ、35万円もする自転車を街乗りにするのもどうかとは思うが。オペラチェリーニは変速系がシマノソラっていうのがピナレロ&オペラっぽくない、まあ、コスト下げるためには仕方ないのか。ただペイントはなかなか凝ったもので、これで14万円ほどっていうのは割安感あるかも。
[ 2007/07/09 23:05 ] 自転車 | TB(1) | CM(0)

カメラ好きでもニヤりとできるドラマ 

AXNで放送中のCSIシリーズが面白いのでハマっています。吹替版と二カ国語版で見るというくらいのハマっりっぷりなのですが、ストーリーの面白さはもちろんのこと、小道具がなかなか細かい。このドラマは警察で科学捜査に携わる捜査官たちが主人公で、日本の警察でいうと鑑識課員であり、なおかつ刑事でもあり、最新科学技術を用いて凶悪犯罪の真犯人や事件の真相を暴きだして行く過程が丁寧に描かれていて、ホント見ていて飽きない。で、彼らは犯罪現場では必ず証拠写真を撮るわけですが、そのカメラがドラマの撮影当時からみてもちゃんとしているのですよ。日本のドラマのように適当に集めてきた感ありありの時代考証違うだろってツッコミいれたくなるようなカメラは使っていない。例えば、報道カメラマンが古いペンタックス使ってるような、興ざめしてしまうことはないわけです。なぜかCSIシリーズではニコンが主に使われているけれど、CSI:NY第10話「母の闇」ではなかなか見かけないカメラが出てきました。ゲイリー・シニーズ扮するニューヨーク市警CSIのチーフ、マック・テイラーがポラロイドの業務用インスタントカメラをあるシーンで使っておりました。ほんのワンシーンだけだったので、よくは見ていなかったのですが、多分ポラロイドマクロ5SLRじゃないかと。このポラロイドマクロ5SLRってのは、医療現場や証拠写真を撮影する警察のニーズに対応したカメラですから、CSIで使われるのはまさにそのとおりなわけですよ。このドラマ証拠写真を撮るためにマクロ撮影するシーンではちゃんとリングライトを使っていたりなど、カメラヲタをも唸らせるくらいなかなかレベルが高い。きっと知識と経験豊富なアドバイザーがいるんでしょうな。もちろんカメラだけでなく、ストーリーに関わる様々な小道具について。ドラマの展開が飽きさせないのも大事ではありますが、こういった丁寧な作り込みって大切なんですよ。





[ 2007/07/08 00:29 ] テレビ、映画の話 | TB(0) | CM(0)

望遠側があと少し明るいとねえ 

家からちょっと行った国道沿いの「カメラのきむら」のチラシにニコンD80とタムロン18~250ミリF3.5~6.3のセットが148000円とあったのですけど、これって安いんですかね?ボディとレンズのセットに、2GのSDカード、液晶保護フィルム、センサークリーニングキットが付いてこの値段だから、冷静に考えると安いのかもしれませんが。13.8倍ズームなんていうと素人目にはものスゴいレンズに思えるのかもしれないけれど、個人的には望遠側のF6.3の明るさはいかがなものか。昔のズームコンパクトカメラの明るさだよな。せめて望遠側のはF5.6の明るさが欲しい。コンパクトで高倍率というもありだとは思う。だけど、多少大きさや重量が増えてもかまわないから、ISO100相当の感度でも使いやすい高倍率ズームレンズって出てこないものだろうか。APS-Cサイズならイメージサークルが小さくてもいいわけなんだからさ。


[ 2007/07/07 00:00 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

マウントアダプターかませばいいじゃん 

ツァイスがペンタックスKマウント対応レンズをZKレンズとして発売するという噂があるらしい。で、ZKレンズの予想ラインナップも出回っているのだとか。
ちなみに
ZK Planar 50mm F1.4
ZK Planar 85mm F1.4
ZK Distagon 25mm F2.8
ZK Distagon 35mm F2.0
ZK Macro-Planar 50mm F2.0
ZK Macro-Planar 100mm F2.0
なんだってさ。
要するにZFレンズのマウントをペンタックスKマウントに換えただけなのだが。あり得ないとまでは言い切れないけれど、ZSレンズがあるでしょうに。まずはそのラインナップをZFレンズ並に充実させるほうが先のような気がする。ペンタックスKマウントとは言ってもAFには対応しなくてもいいわけだから、比較的簡単ではあるだろうし、KマウントもM42マウントもフランジバックは同一なわけだから、問題はないとは思うけどねえ。ZSマウントのレンズにKマウントアダプターを付ければ済む話なのでは、と思ってしまうのですよ。開放測光はできないけれどさ。
そう思いたいペンタックスユーザーの気持ちはわからないではない。現行のペンタックスレンズはズームばかりだし、レンズメーカーはペンタックス対応レンズをなかなか発売しないし、中古レンズが豊富にあるとはいっても、明るいレンズはほとんどレアもので、新品当時の価格よりも高かったりするしさ。とくに85ミリF1.4とか135ミリとF1.8とか。
[ 2007/07/05 23:59 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

在庫処分セール? 

ライカDIGILUX 3に望遠レンズをセットで買うとライカの双眼鏡「Geovid 10×42」が無料で付いてくるネイチャーセット。でもなんでRレンズなの?なんで双眼鏡が付いてくるの?謎は深まるばかり。
ライカRの使い手と言えば、動物写真家の岩合光昭氏。そんな岩合氏はデジタルになってからはご存知の通りオリンパスE-1の使い手になったのでした。タッキーと一緒にオリンパスのCMにも出てたし。ライカDIGILUX 3はフォーサーズ規格のデジタル一眼レフ、ベースボディはパナソニックLUMIX DMC-L1。んなわけでこんなキャンペーンが企画されたのでしょうか?

よほど売れてないんだな、ライカDIGILUX 3って。
[ 2007/07/03 23:34 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

夜な夜な勝手に動き出すデジカメ 

パナソニックのデジカメに怪奇現象が起こることがあるらしい。電池の減りがやけに早いなと思っていたら、夜中に勝手にスイッチが入る。レンズが伸びる。かつ勝手にスイッチオフになる、なんていう怪奇現象があちこちで起こっている模様。暗闇でスライドショウをしていた、なんてこともあったんだとか。これはなかなかコワいぞ。そのうち、突然浜崎あゆみの声で喋り出したり、きみまろの声で漫談始めたり、なんてことは起こるわけがないか。

昨日ファミリー劇場で放送していたウルトラセブン第9話「アンドロイド0指令」を連想してしまいますた。

お客様にお知らせします。午前零時の時報と共にアンドロイド0指令が発令されます。

なんだかなあ。

ちなみに設定をリセットして初期状態に戻すと直る確率が高いって話だ。
[ 2007/07/02 23:51 ] カメラ、写真のネタ | TB(0) | CM(0)

名ナレーター死す 

最近ではフジテレビ系「トリビアの泉」のナレーションで知られる中江真司さんがお亡くなりになられました。あの独特の渋くて奥深さのある声が好きだったなあ。個人的には最近テレ朝チャンネルで放送していた「ドラバラ鈴井の巣 雅楽戦隊ホワイトストーンズ」シリーズのナレーションが大好きでした。

本郷、南郷、北郷の3人は札幌市白石区だけを守る正義の味方である。

名前の順番、違ってたかな?

中江さんを起用したのは企画・脚本の“ミスター”鈴井貴之の思い入れもあったような気がするんだよね。きっと“ミスター”が小学生の頃見た「仮面ライダー」のナレーションを忘れられなかったんだと思うよ。

「とんねるずのみなさんのおかげです」の人気コーナー「仮面ノリダー」のナレーションも中江さんだったね。

子供の頃に見たテレビ番組で活躍していた方が亡くなるのってホント寂しいものがあるよ。

[ 2007/07/01 17:44 ] テレビ、映画の話 | TB(0) | CM(0)